KH3までに復習しよう -KHcoded編- #6
ジミニーメモの謎のメッセージ
どうも、エルシオンです。
今回は1.5+2.5最後の作品となる『KH Re:coded』編となります。358/2編の時と同じように実際にキャラを動かしてプレイするわけではなく、映像によるストーリー展開のみの作品となっています。もともとは携帯…つまりガラケーでできたゲームで、その後にDSでリメイク、更にこのPS4で映像作品として収録という歴史を持っています。
話の時間軸的にはKH2の後、つまりKH3に繋がる話の1つ目ということになります。この後にやるドリームドロップディスタンスよりかは時間軸が前のため、これを一通り見ておくと、なぜソラとリクがキーブレードマスター承認試験を受けることになったのかがわかるというわけです。
KH2の冒険が終わった後のディズニーキャッスルにて、ジミニーは自身のメモに書き覚えのないメッセージを見つけます。「彼らの痛みを癒しに戻らなければならない」。言葉の謎を解明するために、ミッキーをはじめとしたディズニーキャッスルのメンツはジミニーメモの解析を始めることにしたのです。
しかし、いざジミニーメモを開いてみると、中身はバグで侵食されており、とても中が見られる状態ではありませんでした。そこで、ジミニーメモの中に残っているソラのデータにキーブレードを持たせてあげ、データ・ソラにメモを修復してもらおうと考えたのです。…ソラくん、データ世界でもパシリに使われるのね。
バグを取り除く最中、現実のミッキーたちに居るはずのないハートレスが襲いかかってきます。そして城にいつのまにか閉じ込められていることに気づいたのです。そこへジミニーメモのデータを保護するために、リクという器を借りてミッキーたちの前に姿を現します。データ・リクはメモの謎を解くために王様の部屋をまるごとデータ世界に取り込んでいたのでした。ここら辺でもう設定がぶっ飛んでますね(笑)。
ミッキー達がデータ世界に取り込まれたとき、実はもう1人一緒にデータ世界へと取り込まれていました。そいつはなんとピート!世界を我が物にしようとするマレフィセントの手下として、ディズニーキャッスルに偵察に来ていたのでした。ピートはデータ世界でマレフィセントを呼び出し、中枢部よりデータ世界を乗っ取ることを決めたのです。現実世界とデータ世界をつなぐ道もピート達に奪われてしまいます。
ソラとリクはミッキーたちの帰路を確保するために、さらにメモの中のワールドの調査を進めます。しかし、その途中でメモのバックアップであるデータ・リクがマレフィセントに連れ去られてしまいます。悪用されたらとんでもないことになりかねない…!ソラは必死でリクを探し出します。
やっとのことで見つけ出したリクでしたが、彼はあくまでもデータですので、中のプログラムのソースコードをいじってしまうだけで、敵にもなりあるのでした。バグに侵食されてしまったリクはなんとかソラに倒してもらおうとし、ソラもそれに応えるようにリクを倒します。
倒れたリクの体はバグに侵食されきっていました。リクを救うために、ソラはリクのデータの中へと入っていきます。リクは最初はメモに無かった…、つまり後から誰かが追加したと思われる追加データを持って、ここから脱出しろといいます。しかし、ソラが「はいわかりました。」と引き下がるわけがありません。リクを助けるために、蔓延るバグを取り除いていきます。
リクのバグを全て取り除ききり、リクも無事に目を覚ましました。これでミッキーたちは現実世界へと帰る道を手に入れたのです。バグを取り除ききったということは、メモは元の状態へと戻る…つまり、バグを取り除くためにデータソラやデータリクと冒険した記録はリセットされてしまうということなのです。
しかし、それを良しとしない存在がここへ来てやってきます。バグの真の正体、それはソラのハートレスだったのです。データ世界を消去しようとするハートレスを、ソラは止めにかかります。現実世界に戻っていなかったマレフィセントとピートを逃がし、ソラは真のバグを倒します。
こうして今度こそメモのデータをバグを取り除き、ミッキーたちはメモのデータを復旧させました。しかし、肝心の謎のメッセージについては何も解決していませんでした。そんな中、データ・リクから追加データへとつながる扉を見つけたと連絡を受けます。気になったミッキーは、自身をもう一度データ世界へ送り込んでもらい、記憶がリセットされたデータ・ソラと共に再びそのデータ世界を旅することにしました。
ソラがやってきたのは忘却の城。失うかわりに手に入る、かつてソラが記憶の鎖をバラバラにされてしまい、1年の眠りにつくきっかけとなった場所です。そこではデータ・リクとは違う黒コートの少年が城を進むごとに現れます。
過去に出会ったことがある人に城の中で話していきますが、部屋を出てしまうとそれも全て忘れてしまいます。黒コートの少年は誰も思い出すことのできない痛みに囚われるソラを闇に引きずり込むという計画を立てていたのです。それを知ったソラは自分がどうすればいいのかわからなくなってしまいます。
そこへ居なくなっていたミッキーがソラに呼び掛けます。ミッキーの言葉で自分を奮い立たせることができたソラは、最後の1枚のカードを使って部屋を進みます。
ソラは大切な誰かを忘れてしまった痛みを捨ててしまったら、その大切ことを思い出す手がかりも無くしてしまう、たとえ闇に堕ちたとしても無くした記憶を取り戻せたらきっと痛みは癒される、自身の痛みが無くした記憶を繋ぎとめてくれる絆だと持論を展開します。これに黒コートの少年は猛反発。本当の痛みを教えてやると襲いかかってきます。
ソラは応戦しますが、途中で戦うのをやめます。少年と戦うことで痛みを分かり合えた気がする…、痛みが心のつながるきっかけになるのであれば、痛みを受け入れるのも悪いものではないと言います。黒コートの少年はその言葉を聞き、本当の目的を明かします。ソラに痛みを受け入れる覚悟があるのかどうか…それを確かめるのがこのデータの役割だったのです。
更に奥に進んだソラを待っていたのは白髪の少女・ナミネでした。ナミネはソラにソラの記憶に関すること、ソラの記憶の奥底にあった別の誰かの記憶が痛みの塊であったことを話します。ナミネはこの痛みの塊によってソラの心が壊れてしまわないよう、まずソラには痛みを受け入れる覚悟を決めてもらったのです。つまり、謎のメッセージを残したのは記憶の鎖を繋いでくれたナミネだったということなのです。
誰かの心に触れたソラとミッキーはソラではない別の誰かの心であると認識します。ソラに繋がる人達…彼らの痛みを受け入れることが、この先必要になる…そして彼らの目覚めにも重要になるということでした。彼らを助けられるのはソラだけなのです。ミッキーはこの旅で知り得たことを現実のソラにも必ず伝えるとナミネに約束します。
現実に戻ったミッキーはソラたちに手紙を書きます。これがKH2のエンディングでソラたちが見ていた手紙になるのでしょう。
そしてエピローグです。イェン・シッドの元へ訪れたミッキーは、衝撃の言葉を耳にします。ゼアノートは1人ではないかもしれない……。アンセムとゼムナスが消滅し、ゼアノートが復活する条件を満たした今、決戦のときが来ようとしていたのでした。イェン・シッドはソラとリクをここは呼ぶようにとミッキーに指示します。来たるゼアノートとの戦いに備え、イェン・シッドが行うのは……
はい!というわけで、ここまでがKH coded編で明らかとなった物語でした。うーん、映像作品でしたので、情報を短くコンパクトに伝えるのが難しいですねぇ。全部大事なことのように思えてしまいます(笑)。
まとめると、結果的に謎のメッセージを残したのはナミネ。その目的はソラにつながる人たちの痛みを受け入れてもらい、彼らを助けて欲しかったということでした。そしてそのことをよそに、ゼアノートが再び動き出そうとしているのです。この後のマスター承認試験が一体どうなるのか?というのが、次回プレイしていくKHDDD(ドリームドロップディスタンス)編となるのです。
このDDD編もなかなかにヘビーな内容ですので、まとめるのが大変ですが、皆さま動画などを見てしっかりとついてきてくださいまし(笑)。今回はここまで!
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